雑草は生長を始めると一気に大きくなります。
年に１～２回の草刈りでは雑草の生長に追いつけない現場もあるため、計画的な雑草対策をおすすめします。
背の低い雑草なら、野原に生える草花のようにかわいいものですが、背の高くなる雑草は太陽光発電では非常に問題になります。太陽光の光を受けて発電するパネルに影ができると、発電量が低下するだけでなく、一部分だけ発電できないことにより電気系統に負荷がかかり故障の原因にもなります。
特に、地下茎で成長する雑草が生えている発電施設は要注意！現在、低予算で草刈りを実施している現場は、数年経過すると周辺環境から飛来した雑草の種子や地下茎のある雑草の影響で爆発的に発生雑草が増えることが懸念されます。雑草の戦略的な成長に頭を悩ます事態になってしまうことも・・・

草刈り作業は１回の費用は安価ですが、人の手で草を刈るため人件費がかかります。草刈機を使用する場合は草刈機のメンテナンスコスト、作業員の安全対策が必要です。また、草刈り作業による飛び石でパネルを破損したという事例も発生しています。「15m先の民家の窓を割った」という驚異的な飛び石事例もあるほど、注意が必要な道具です。さらに、太陽光発電施設のほとんどが配線を露出させた状態ではないでしょうか？そのような状態の場所での草刈作業は配線を切断してしまうというリスクと隣り合わせです。雑草で地面が見えない状態で太陽光発電施設の架台部分を避け、配線の位置を刈らないように注意しながら、作業を進めるのは非常に大変で時間がかかります。