セイタカアワダチソウ
今回のテーマは・・・「 セイタカアワダチソウ 」
晩秋、黄色の花穂を目立たせている背の高い草、キク科の多年草のセイタカアワダチソウである。日本の代表的な帰化植物で、明治中ごろに観賞用植物として持ち込まれたといわれている。日本の秋の風景に馴染んでいるが、高度経済成長期各地で行われた造成工事に伴い、急速に拡散していった。
セイタカアワダチソウは名前の通り、「泡立つ」ように1個体に数万~300万粒の種子ができ、発芽率は条件が整えば60%ある。地表から10cmまでの浅い部分を中心に地下茎を張り巡らせ、周囲に群生する固体と地下でつながっている。
刈取に過敏に反応!
セイタカアワダチソウは刈取除草に対し過敏に反応する代表的な植物である。
生態的特性を理解しないまま、刈取除草を行うと、刈取前よりも勢力を拡大してしまう場合がある。消滅を目的とする場合には、6月に一度刈取り、その後地上部の再生によって地下部の蓄積養分を消費させ、さらに地下部への養分の蓄積が始まる9月頃に再度刈取除草を行い、毎年行うことが効果的である。
発生した雑草を放置すると・・・
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セイタカアワダチソウは旺盛な繁殖力で依然として人々からは好まれざる存在として防除の対象となっている。主な弊害として、景観悪化、土地の利用度低下、火災の要因、休耕田へ侵入し荒廃させるなどがある。
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特に道路においては、背丈が高くなることによる視認性悪化、目地部分からの発生による交通障害も報告されており、適切な防除と対策が重要である。
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