ススキ
今回のテーマは・・・「 ススキ 」
イネ科の多年草。ススキは日本全土に分布し、古くから放牧地や採草地として重要な役割を果たしてきた。また、屋根葺き用として利用している地域もあり、いろいろな面で日本人に親しまれてきた植物である。しかし、鉄道、高速道路などの法面では、草姿が大型化し視界不良の原因となるため、全国で最も発生の多い雑草として防除の対象となっている。
茎は丈夫で直立し、高い位置にも節ができるため高さ1~2.5mにもなる。地下部は中心から外側に向かって1年生茎、2年生茎・・・と順々に形成されて大きな株に生長する。
発生した雑草を放置すると・・・
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巨大化した株は夏から秋にかけて視界不良の原因となる。特に堤防の河川道路などはススキが草の壁となり、どこから斜面なのか確認がとりづらくなり危険である。
さらに、晩秋、地上部が枯れたあとも、そのままの状態で残り、強い風により根本付近から折れて通行する車両や歩行者の妨げとなってしまうことも問題である。 -
駆除方法としては、年2回以上の刈り取りを行うことが効果的とされている。ススキは刈り取りや踏みつけなどの地上部の損傷に対して弱いため、6月頃の刈り取りは1年のうちで最も衰退を早めるため有効である。8月~秋1回刈り取りでは生長が維持されるため、1回目は6月に、2回目は秋に刈り取りを行うことが重要である。
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